エレベーター内の嘔吐物清掃は塩で解決!水で洗い流してはいけない理由

朝、エレベーターに乗ろうと思ったら、中に嘔吐物が・・

催した本人が掃除してくれればいいのですが、大抵掃除するのは管理人の方か、住人の方です。

エレベーターの中の清掃は一般管理なので、契約外ですが、稀に清掃を依頼される事もあります・・・

有償での対応でも嫌なのに、日常の業務・無償で対応していただいてる管理人・住人の方には頭が下がる思いです。

エレベーター内に嘔吐物があると、見た目にも、匂い的にもキツいです。

エレベーターの機器に異常が出るので、水で洗い流せないのもキツい!

嘔吐物にはできれば触りたくないもの。

私も知らない時はウエス(布切れ)片手に清掃していましたが、まさか塩で解決できるなんて・・・!

嘔吐物には塩での対応がおすすめ

やり方はシンプルで、まず嘔吐物を覆うくらい塩をかけます(1kgあると安心)

10分ほど放置すると汚物が固まるので、ホウキではきとる。

塩には嘔吐物を固めるだけでなく、消臭作用もありますので、臭いがこもりやすいエレベーターにもってこいです!

夏場はエレベーター内のファンは回っているものの、臭いがキツく、冬場は夏ほど強烈ではありませんが、ファンを止めている事が多い・・。

エレベーターは臭いに弱いんです。

最近ですとコンビニでも塩を取り扱っているので、管理室に置いてないよ!深夜・早朝で店も空いてない!といった時でも安心です。

ちなみに袋で塩を売っているのはローソンだけで、ファミリーマートで120g・セブンイレブンでは250gの味付き塩しかありません。

ちょっと勿体ない気がしますね・・。

水で洗い流してはいけない理由

塩買いに行くのも面倒だし、とりあえずバケツの水でエレベーターの隙間に流しちゃえ!・・と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!

エレベーターの下部にも電気部品が設置されていて、故障の原因となるんです。

私が実際に対応したのは、エレベーター下部に設置されているエレベーター位置検出のスイッチに水がかかってしまった、という事象です。

現場到着までに30分、故障原因の調査に30分、部品到着に60分、部品交換に30分で、復旧までに2時間半かかりました。

第三者に責任がある場合の部品交換は、有償となる場合が多く、例えば水道管が破裂してエレベーターに水が被って壊れた、酔った勢いで窓ガラスを割った(たまにあるんです(汗)などは、まず有償です。

部品交換が済むまではエレベーターを動かすことはできませんし、流した汚物がピット(エレベーターの最下部)内に溜まり、臭いもとれません。

せっかく掃除していただいたのに、なんだかこっちが申し訳ない気持ちになります・・。

掃除しても匂いが取れない場合

掃除をしても匂いが取れない場合は、エレベーターピットと言う場所に汚物が入ってしまっているパターンです。

こういう隙間から入ります

ここから汚物が入ると、ピット内壁面に伝うように流れ落ちます。一晩もたてば乾燥してこびり付き、ガリガリこそぎ落としてました・・

エレベーターピットとはエレベーターが上下するための煙突内?(昇降路と呼びます)の1番下の部分にあたり、基本的に排水機能はありません。

ですので、1度入った物はそのままになります。

そういう時は我慢して風化するのを待つか、エレベーター屋に頼むことになります。

管理会社に連絡するか、直接エレベーター会社に連絡して下さい。

管理会社の連絡先は掲示板に書かれていることが多いですが、そもそも見当たらない場合もあります。個人オーナーなどで管理会社が入っていないとか。

エレベーター会社であれば、エレベーター内に連絡先があります。

ただ、エレベーターピットの清掃はどうしてもエレベーターを停止させないと作業ができません。その間エレベーターの利用は出来なくなりますので、その点はどうかご容赦を。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました